2025年7月 基盤LLMを「Llama-3.1-ELYZA-JP-70B」(Built with Meta Llama 3.1)から、「ELYZA-Shortcut-1.0-Qwen-32B」に変更しました

elyza-llm
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「ELYZA LLM」はELYZAが開発する日本語の大規模言語モデル(LLM)シリーズの総称です。今回のデモは、2025年7月時点で最高性能のモデル「ELYZA-Shortcut-1.0-Qwen-32B」を活用したもので、日本語による対話・タスクの実行においてグローバルプレイヤーが提供する海外製LLMに匹敵する性能(※)を実現しています。 ELYZAでは本モデルシリーズを、グローバルモデル以外の新たな選択肢として、主にセキュリティやカスタマイズ性を重視する企業、自社サービスや事業にLLMを組み込みたい企業に向けて、安全なAPIサービスや共同開発プロジェクトなど様々な形態で提供してまいります。

  • 国産化モデル

    安全保障・イノベーション等の観点から国内プレイヤーによる海外に対抗できるLLM開発が求められています。本モデルは国内プレイヤーであるELYZAが保有するモデルで、柔軟な活用が可能です。

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  • 日本語で高性能

    グローバルプレイヤーが提供するモデルに匹敵する性能(※)を実現しており、国内プレイヤーのモデルの中では最高水準の性能を誇ります。

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  • 安全なAPI提供も

    グローバルモデル以外の新たなLLMの選択肢として、金融を含む大企業で既に運用実績がある安全なLLM活用基盤を用いたAPI提供も、順次開始いたします。

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※数学能力を測る「MATH-500」「MATH-500(邦訳版)」、コーディング能力を測る「JHumanEval」、一般的な日本語能力を測る「JMMLU (subsetを利用)」「Japanese MT-Bench」「ELYZA Tasks 100」による性能評価で、同じ「非 Reasoning Model」であるOpenAI社の「GPT-4o (20241120)」に匹敵するスコアを獲得。

ELYZA LLM をはじめとする 大規模言語モデルのビジネス利用について お気軽にご相談ください。

qwen-32B

「ELYZA-Shortcut-1.0-Qwen-32B」は、ELYZA LLM シリーズの最新モデルです。本モデルは、アリババ社が公開した「Qwen2.5-32B-Instruct」をもとに開発されたモデルで、当社が開発した「Reasoning Model」である「ELYZA-Thinking-1.0-Qwen-32B」の開発過程で得られたデータを使用し、より高速に推論するよう学習されています。日本語において、グローバルモデルと匹敵する性能を示し、当社が公開している「非Reasoning Model」の中では最高水準の性能を実現しています。

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株式会社ELYZAについて

ELYZAは大規模言語モデル(LLM)活用のプロフェッショナル集団です。 2020年に独自のLLMの開発に成功して以来、「未踏の領域で、あたりまえを創る」という理念のもと、自然言語処理技術の研究開発を行い、企業のLLM活用の支援や、独自LLM開発の支援、AI SaaSの開発・提供をしています。 近年の技術革新により、LLMへの期待は大きく膨らんできているものの、技術・社会実装の両面において、多くの未解決問題が残っています。ELYZAは、LLMの真の実用化に向き合い、未踏の問題の解決を目指します。